「防音室で若手に腹パンする社長がいた」 ブラック過ぎる職場体験談 | キャリコネニュース
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「防音室で若手に腹パンする社長がいた」 ブラック過ぎる職場体験談

若手に腹パン

若手に腹パン

キャリコネニュースに「仕事を即行で辞めた」経験談が届いた。とある音楽業室に社内デザイナーとして入社した埼玉県の30代男性は、「入社した当日、度肝を抜かれた」と振り返る。

「社長にあいさつして案内されたオフィスは、なんとまさかの音楽教室の一室。初めて入室した時は本気で驚いて思わず『ここですか!?』と聞いてしまいました」

単にオフィス転用しているだけではなく、「教室に予約が入るとお客様が受講できるように教室を整えて退室しなくてはならなくなる状況」だったというから驚きだ。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

オフィスがない!「ノートPCを持ってウロウロしながら移動、最終手段は漫画喫茶」

つまり日常業務をするオフィスが存在しない状態だ。退室後は「ノートPCを持ってウロウロしながら、空いていそうな部屋やロビー」などのテーブルに移動するものの、「当然お客様が来ればまた移動」する必要があったという。

「最終手段どうしていたかというと、仕事できる環境が無いので漫画喫茶に行って仕事してました(もちろん自腹)。人によっては持ち帰って仕事してたと思います(コンプライアンスとはいったい)。販促チーム6~7人いたのですが、全員がそれをやっていたのでなんともシュールな状況でしたね」

男性曰く、販促チームは大手企業からのマーケティング経験者による転職組。「誰でも知っている企業の出身者ばかりで、まさかの環境に私だけでなくみんな驚いていましたね」と振り返る。

「防音室で腹パン」する社長

驚くのはそれだけではない。社長の横暴は目に余るものがあった。

「一番衝撃的だったのは、社長が防音完備の教室に若手を呼び出して説教して腹パンして脅して、若手が泣いて販促チームがある部屋に入ってくるようなイベントが発生する会社だったことですね。今時、そんな昭和な会社があるのかとびっくりしました」
「さすがに社会を知っている中途(採用者)にはやらないのですが、まだ社会を知らない若手やアルバイトみたいな子に手を出していたようです(性的ではなく物理暴力的な意味での)」

社長のいるバックオフィスは社員も入ると「ぎゅうぎゅう詰め」で、「だいたい常に社長の怒号が巻き起こっていた」という。男性は「音楽教室と違ってバックオフィスは防音室ではなかったので、今思うとあれはお客様に聞こえてたんじゃないかと思います」と語る。

販促チームにいきなり「外に出てビラを配れ」、講師陣はストライキ

社長はさまざまな経歴やスキルを持つ人材で販促チームを立ち上げたが、「資金調達がうまく行っていなかった」ようだ。

「人件費が高めだった販促チーム全員に『お前らは貢献していない』というメールと共に、いきなり『フロントで接客しろ、外に出てビラを配れ』という命令が下されたり。社長さんの焦りしか見えず意味がわからなかったですね」

ちなみに男性は「やりたくなかった」ため代理人を立てて仕事内容を会社と交渉。転職活動も進め、半年で退職した。その音楽教室は「あまりに理不尽で過酷な労働実体」から、講師陣がストライキを起こしていたという。なかには契約社員から業務委託契約に切り替えられた講師もいたそうだ。男性は、

「人が良い人やまだ社会を知らない人は、とことんしゃぶり尽くされるヤクザみたいな環境で、お陰で色々と労基周りの対応スキルは身についたのは良かったかなと思います。私はデザイナーとして入ったのに、違うスキルが身につきました」

と現在の心境を綴っている。

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