「田舎の効率の悪いスパルタ教育や実家のお金の無さを恨んだ」過酷な受験勉強を振り返る30代男性 | キャリコネニュース
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「田舎の効率の悪いスパルタ教育や実家のお金の無さを恨んだ」過酷な受験勉強を振り返る30代男性

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受験勉強や志望校に対する考え方は地域によっても違うようだ。キャリコネニュースが「あなたの受験エピソード」をテーマにアンケートを実施したところ、こんな経験談が届いた。

「田舎の公立進学校の特進クラスに入った」という30代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収950万円)。高校生のころ住んでいた地域は不明だが、現在は神奈川県で暮らしている。男性は

「田舎は貧しいので私立大学を目指す人はおらず、難関国立大学に入るのを前提に進む授業。本当に辛く、ついていけず、あっという間にクラスの下から2番目くらいの成績になった」

と厳しい受験戦争の日々を語りだした。(文:okei)

※キャリコネニュースでは「あなたの受験エピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/YCRMAP5Y

大量の宿題で「自分の勉強ができず、潰されるクラスメイトも」

男性は「当時はネットが無く、分からない英単語は紙の辞書で調べるのですごく時間がかかった」など、当時の勉強方法の苦労をこう語る。

「調べても辞書に載ってない英単語がたまに出てきた。解答で英語を日本語訳したものを読むのだが、その日本語さえ難しくて理解できないこともあった。それほど奇抜な問題を解いていた」
「クラス全体の偏差値が落ちると宿題の量が増えた。宿題をこなすのが精いっぱいで自分の勉強ができず、潰されるクラスメイトも出ていた」

受験勉強は過酷を極めていたようだ。男性は、こう述懐していた。

「今思えば、田舎の精神論、根性論による効率の悪いスパルタ教育は良くなかったと思う。私も半分うつ状態となり、真っ暗な高校三年間を過ごした。難関大学は到底無理で、結局、田舎の国立大学に進学した」

高校時代に良い思い出はなく、進学した大学も大満足とは言えない様子だ。

上京してみると…「むしろ国立大学が少数派だと知ってびっくり」

男性は社会人になってから上京した。東京と地方の違いに愕然としたことを明かす。

「世の中的には私立大学に進むのがスタンダードで、むしろ国立大学が少数派だと知ってびっくりした。田舎の効率の悪いスパルタ教育や実家のお金の無さを恨んだ。今までの苦労はいったい何だったのだろうと。真っ暗な高校、大学生活であった」

私立大学がスタンダードというより、全国の国立大学がそれだけ狭き門だったのだろう。男性はみごと難関を突破したとも言えるが、若い時期にうつ状態になるまで勉強した記憶は、いまも男性を苦しめているようだ。

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