そのデイサービスには「近所でいいな」と思い勤めることにしたという。12月中に面接をし、採用は1月からの予定だった。ところが、「雇用保険に入りたいと思うなら、12月のうちにボランティアに来て働くことが条件」と最初からおかしなことを告げられた。そのほかにも
「管理者は、100キロもある身体不自由の巨漢の女性をズルズル引きずって、風呂場で洗体。同性介助など何処へやら。女性では抱えられないし、機械浴(編注:寝たまま入浴できる介護用の浴槽)が適正だと言えば、『偉そうな事を言うな、こんな人、(異性が)何人いたって構わないんだ!』と、怒鳴り散らす」
引きずられた上に同性が介助しない入浴では、利用者の女性は不快だろう。そのうえ、提供する食事もずさんだったようで
「食事は温かい家庭的なものと言うが、もやしとササミを炒めたもの。ネギ一本でも買い足してくれない。素人のアルバイトが作るから、もやしはコゲコゲ。ささみは半生。『採算は食費で取る』と言い張る欲深さ」
と女性は暴露した。結局ほどなくして職場を去った女性だが、簡単に引き下がったわけではない。最後にこう報告していた。
「サッサと辞めて大正解。もちろん、休憩も残業代も出ないので、労基に通報して取り返しました。鼻息荒く怒ってましたが、全てをメモで書き残しておいたので、私の勝ち」