さらに女性は次のようにこぼしている。
「大学での仕事は正社員とまったく同じことをしています。けれど賃金は雲泥の差。賞与も今年は頑張ったからと2万円でした。残業をしても雀の涙ほどしか月々は増えません」
また学費・養育費が待ったなしで「今年国立大学に入学する長男、私立中高一貫校に通う中学2年生の娘、公立小学校に通う3年生の次男を育てています」と明かす。たしかに手取り14万円で3人の子どもを育てていくのは大変だろう。
そのため女性は、研究室の仕事以外に土日もアルバイトをしているが、
「それでも月4万円ほどにしかならず、この先の子どもたちの進学や老後については不安しかありません」
「1週間まったく休みなく働いて、正直身体は常に疲れていますが、将来を考えCADの勉強を始めました。副業としての収入に繋げることができればと考えています」
と厳しい現状を語った。
「コロナによる給付金が支給されましたが、正直まったく嬉しくはありません。それより月々のお給料を上げてもらいたい。それだけです」
そう願う女性だが、ことの発端となった夫は現在どうしているのだろうか。女性が1人で苦労を背負い込んでいるのか、気になるところだ。