男性は、当時の選択肢として
「(1)一浪→志望大学入学→大学卒業→就職」
「(2)語学系専門学校入学→海外留学→就職」
という2つで迷ったが、(2)の専門学校へ入る道を選んだという。「当時は周りからいろいろ言われましたが(2)を選んで良かったと思ってます。親の理解と支援に感謝してます」と男性は振り返る。というのも、男性は希望のキャリアを着実に積むことができたからだ。
「就職時はいわゆるロスジェネ世代で、英語が使えるということで中小企業でしたが海外とのやりとりがある航空機部品メーカーに就職。製造業のイロハを学んで、その後語学と製造業の経験から大手自動車メーカーへ転職」
大手企業に入社してからも、実力で昇進をもぎ取っていったようだ。
「周りはもちろん大卒ですが、転職のハンデもなく最短で管理職まで昇格。在職中に学び直しで大学(ビジネスブレイクスルー大学)にも編入して大卒となったが、社会人になって学歴が役に立たないことを実感してます」
こう語る男性は、現状に満足せず「今年で45才になりましたが全く違う領域で挑戦できるスタートアップ企業の管理職に転職」したと明かす。現在の職業は「メーカー系(素材・医薬品他) 、企画・マーケティング・経営・管理職、正社員で年収1400万円」とのことだ。