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月1回のテストで「取締役のフルネーム」を問われるブラック企業 不合格者は名前が全社に晒される

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入った会社がブラック企業だとすぐに辞めたくもなる。東京都の30代女性(営業/正社員/年収400万円)は「朝は上司より早く出社(8時前)、帰りはいつも終電」だったと、ブラック企業に苦しんだ日々を振り返った。(文:谷城ヤエ)

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「テスト結果は事業部長と部署全体の責任になる」

人材サービス業を2か月で辞めた女性。その会社では

「土曜日もほとんど出社で、たまに土日休めると『他の人は休めてないからあまり大きな声で言わないで』とリーダーから言われる」

こともあったという。さらに

「月に1回会社のテストがあり、責任者や取締役の名前フルネーム(漢字)が出たり、会社のルールが問われ、(正解が)8割以下だと一斉送信で社内に不合格者の名前が通知され、再テストは満点とれるまでやらされる」

という恐ろしいシステムがあった。本当に社員のためになるテストなのか疑問だが、「テスト結果は事業部長と部署全体の責任になる」そうで、精神的なストレスは並々ならぬものがあっただろう。女性は退職し、

「休む時間が少なかったため、精神的につらかった。退職後は心理的負担がかなり減り心に余裕ができた」

と綴っている。

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