入浴中だろうが電話に出ることを求められ「落ち着く時間は一切なかった」 仕事を3週間で辞めた男性 | キャリコネニュース
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入浴中だろうが電話に出ることを求められ「落ち着く時間は一切なかった」 仕事を3週間で辞めた男性

画像はイメージ

仕事を即行で辞めた経験を語る40代男性(青森県/設備・交通・運輸/年収150万円)は、かつて入社した葬儀社での出来事をこう振り返る。

「研修もなく知識が全くないままでいきなり祭壇や飾りつけ、花輪、盛り籠等を運んだりさせられた。積み荷をするときは『素早くかつ効率よく』を求められたので、そんなのできずに頭がパニックになった」

法要の準備・進行をおこない、遺族をサポートする葬祭業。仕事柄、勤務時間外でも常に緊張感に晒されていたようだ。(文:林加奈)

「寝ているときだろうが風呂に入っている最中だろうが…」

「会社から携帯電話が支給されたが、寝ているときだろうが風呂に入っている最中だろうが、すぐに携帯に出られることを求められたため、落ち着く時間は一切なかったと言ってもいい」

いつ訪れるかわからない人の死に関わる仕事だけに、ほぼ24時間待機が求められたようだ。たとえ勤務時間外でも携帯電話が手放せず、気が休まらないのは無理もない。にも関わらず労務管理はかなりずさんだったようで

「それでいてシフトが決まっているわけではなく、7日ほど勤務して『じゃあ、明日休みにするか?』という感じで休日も少なかった」

と振り返る。結局、男性は3週間で退職することにした。その葬儀社には紹介で入社したらしく、

「紹介をしてくれた方に申し訳なく謝罪をしたが、3週間で辞めたことに後悔は全くない。無理に続けていたら身体も精神も壊していたかもしれない」

と、胸中を綴っていた。

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