サービス業で働けば必ずと言っていいほどクレーマーに遭遇するようだ。家電製品のコールセンターで働く50代前半の女性(北海道/サービス・販売・外食)は、過去に出会ったクレーマーのエピソードを綴った。
家電製品には保証期間が設けられているが、お客の過失で壊れた場合には保証の対象外となり、修理は有料になるのが一般的だ。女性がそう伝えると、お客の態度が一変し、大声を上げ罵声を浴びせてきたという。(文:長田コウ)
「クレーマーは何故か決まって同じようなことを言ってきます」
そのクレーマーは、
「他のメーカーではすぐに交換してくれた。おたくのメーカーは不親切だ。ネットにそう書き込みしてやる」
と自らの過失を認めないどころか、女性を脅してきたというからタチが悪い。
「もう言いたい放題で、最後には『あんたじゃ話にならない上司を出せ』と言い出す始末です」
明らかに筋が通っていない話の展開に、女性の呆れも感じられる。この他にも女性は複数のクレーマーに対応したことがあるようで、共通点があるという。
「クレーマーは何故か決まって同じようなことを言ってきますので、きっと他のメーカーで同じようなことを言って、交換してもらったことがあるのでしょう」
女性のようにクレーマーにうんざりしている従業員は少なくないのだろう。
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