面接官が飲酒のうえ居眠り「私に質問している途中でウトウト…」 信じられない体験を語る男性 | キャリコネニュース
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面接官が飲酒のうえ居眠り「私に質問している途中でウトウト…」 信じられない体験を語る男性

画像はイメージ

採用面接の場で面接官が酔っぱらって居眠りするなど考えられない。ところが、東京都に住む50代の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/正社員・職員)は、かつて中途採用の一次面接で

「面接官が飲酒のうえ、面接中に居眠り」

という信じられない事態に遭遇した。不動産業である先方の都合により「年末最終営業日の夕方」から行われた面接だった。年末の転職活動は気忙しかったに違いないが、企業側の対応はいい加減なものだったらしい。編集部では男性に取材を申し込み、詳しく話を聞いた。

部長クラスの2人の面接官、いずれも陽気かつ赤ら顔

12年前、不動産会社の面接を受けた。銀行の実質的な子会社で、「面接官は、聞きもしないのに銀行からの出向と言っていました」と語る。

「面接官は2人で部長クラスと自己紹介していましたが、いずれも陽気かつ赤ら顔です。2人のうち50歳前後の若手のほうが、酔った様子で最初からテンション高く質問してきました。どうやら納会の最中に抜けだしての面接のようでした」

勤務時間中に社内イベントなどで酒が出ることはあるが、面接があるなら普通は控えるだろう。男性は「違和感を覚えつつも『出向社員だから仕方ないか』と思い、大人な対応で普通に面接を受けました」と語る。

面接自体は、志望理由やこれまでのキャリアで活かせることなど、事前に送っていた書類に基づいて順調に進んでいった。しかし、まさかの「片方が居眠りを始めた」というから驚きだ。

「もう一人の方が私に質問している途中で、酒が回ったのかウトウトしだし……。後半は、ついに寝落ちしていました。最後のほうで目覚めて少し動揺していましたが、隣の面接官は気づいていなかったようです」

前代未聞の事態にさぞかし突っ込みたかったことだろう。「こちらとしては、貴重な時間を割いて面接に応募しているのに言葉を失いました」と当時の驚きを語った。

失礼な会社に「頼まれても入るもんか!」と奮起、年収は1.5倍以上に

その面接は突破し、三次まで行ったが不採用だった。「最終の役員面接を受けてから約1か月間、回答なしでした」というから、最後まで失礼な扱いだったようだ。その後をこう語る。

「良くも悪くも『銀行様』的な姿勢でしたので、頼まれても入るもんか!と心に誓い努力し、別の会社に入社しました。その後、別の会社での実績が認められて現職にヘッドハントされ、役職のみならず年収も1.5倍以上となりました。一方、居眠り面接官の会社は最終的に破綻しています。おごれるものは久しからず…と改めて感じました」

男性の年収は、現在1400万円だという。そのまま入社していたら共倒れだったかもしれないが、失礼な面接をバネにできたことは結果的に良かったと言えそうだ。

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