「あなたを紹介して、私には何の得になるの?」と上司に言われた女性 負けじと言い返した結果…… | キャリコネニュース - Page 2
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「あなたを紹介して、私には何の得になるの?」と上司に言われた女性 負けじと言い返した結果……

当時の女性は入社1週間の新人編集者だったが、すでに別業界で経験を積んでいたこともあり、新人らしからぬ自負があったようだ。女性は「(会合は)名刺交換をして広く顔を売るためのまたとないチャンス」と意気込んだが、会合当日には期待外れの仕事が待っていた。

「(会合では)『女性上司に紹介してもらうのが筋だろう』と思い、その上司の視界に入る位置にスタンバイしていた。ところが上司は、顔見知りの男性たちと話に夢中で、私のことを紹介する気配がまったくない。(中略)『自分で挨拶をして回るのがよさそうだ』と思っていると、上司が近づいてきて『受付の手伝いをするように』と命じてきた。受付は業界団体の事務の人たちも行っており、私は必要でないように感じたが、入社1週間の身であることから素直に手伝うことにした。結局、私は誰とも挨拶や名刺交換をすることなく、数時間に及んだ会合が終わってしまった」

そして翌朝の会議。例の女性上司から会合の感想を聞かれた女性は、本音をそのまま伝えたそうだ。

「せっかくの機会なので、いろんな方に挨拶をしたかったのですが、○○さんが私を紹介してくださることもなく、途中から受付業務をすることになり、結局誰にも挨拶できずに終わってしまったことが残念でした」

上司は会合の雰囲気を見せるだけ、あるいは受付の手伝い要員のつもりで女性を同行させたのかもしれない。予想外の感想に、「上司は大きく目を見開いて、『あなたを紹介して、私には何の得になるの?』と返してきた」そうだ。それに対する女性の切り返しは、

「では何のために、私を会合に連れて行ったのですか?」

だった。あとは冒頭で紹介したとおりだ。間もなく女性は異動となり、最終的には職場を去ることとなった。しかし、女性に悔いはない。

「あの会議で上司に言い返してから、ほかの上司にも距離を置かれるようになった。口答えするような部下はいらない、イエスマンしかいらないという会社だったのだろう。彼らの本性が早い段階でわかったので、あのとき本音をぶつけて良かったと思う」

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