面接官が不在!「今、向かってますのでお待ちください」 → 3時間も拘束された男性 | キャリコネニュース
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面接官が不在!「今、向かってますのでお待ちください」 → 3時間も拘束された男性

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杜撰な面接によって入社意欲が失せた経験はないだろうか。群馬県に住む40代前半の男性(サービス・販売・外食/正社員・職員/年収450万円)は「10数年前に某居酒屋チェーン店での面接であった出来事」を振り返った。地方勤務を希望していた男性は、東京で面接を受けたあと、現地での面接に臨んだ。(文:國伊レン)

「問題は地方の面接でした。まず、指定の時間に店舗に行くと、面接官であるその店舗の店長がいませんでした」

「面接なんて聞いてないなぁ」に「これはダメだ」と確信した

面接会場に指定された店舗に、そもそも面接担当者がいないというアクシデント。現場に居合わせたバイトから「今、こちらに向かってますのでお待ちください」と言われて30分ほど待つと、店長がやってきて一言。

「面接なんて聞いてないなぁ」

男性はその瞬間「これはダメだな」と確信した。

「店長が本社に電話で確認してメールを見たところ、面接の時間など記載されたメールがあったそうです。店長はこちらにきて軽く『すいませんね』と言い、面接が始まりました」

自分のミスで応募者を待たせておきながら、店長は終始「バイトと社員の接し方を力説」していた。それが終わると店長は、希望する場所とは別の地方への転勤があり、数か月はそこで働かなくてはいけない旨を男性に説明した。この時点で「確実に自分の中でもうないなと気持ちが固まり」、面接を続ける意味も失せた。しかし、面接が終わったと思った矢先、

「エリアマネージャーにも面接してもらうから残ってください」

と言われ、残らざるを得なくなった。

「まさかその日に2回も面接があろうとは思いもよりませんでした。仕方なくエリアマネージャーを待つこと1時間。もうこの辺りで時間の感覚は麻痺していました」

冬の乾燥した時期に何も飲めず、喉はカラカラだった。到着したエリアマネージャーはそんな男性に水をくれた。「さすがエリアマネージャーだ」と思ったそうだ。

2回目の面接も終始、転勤についての質問だった。軽く受け答えしたあと、面接が完全に終わったのは18時。男性が店に到着したのは15時だったので、3時間も面接に費やしたことになる。

「3日後に(連絡)すると言われたのでその時に断ればいいか程度に思っていました。結局、合否の発表があったのは5日後で丁重にお断りをしました」

面接の時点でこの対応だったら、入社後が思いやられる。男性の判断は適切だったと言えそうだ。

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