本来は良くないことだが、採用面接で女性が「彼氏」や「結婚」について質問されるのはありがちなことだ。ただ、東京都の30代後半の女性(Web・インターネット・ゲーム/年収900万円)が20代の頃に受けた面接は、信じられないレベルのしつこさだった。まず
「子供はいますか?結婚してますか?結婚する予定はありますか?」
と質問が始まり……。(文:長田コウ)
「別れると言われたら?遠距離になっても大丈夫?」
これだけでもかなりプライベートな事だが、女性は「ここまではまあ分かります」と理解を示した。しかし、追い打ちをかけるようにこんな深掘りが続いた。
「彼氏はいますか?」
「できる予定はありますか?」
「その彼氏が地方に引越したらついていきますか?」
女性がきっぱり「いいえ」と答えても、面接官は全く引き下がらなかった。
「『本当についていかない?別れると言われたら?遠距離になっても大丈夫?』としつこく聞かれ、わけがわからなかったです」
本人が否定しているのに、仕事に関係のない仮定の話をここまでされても困惑しかないだろう。面接を終えた後、「いままで恋愛関係で辞めていく人が多かったのかもしれないけど」とドン引きしたように推測し、
「仕事の面接としてこれはないなとお断りしました」
ときっぱり辞退したことを書いていた。
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