面接で評価されるのは応募者だけではない。面接官の発言や振る舞いによって、応募者のほうが見限ることもある。
三重県の50代女性(医療・福祉・介護)は10年ほど前、ハローワークからの紹介で受けた運送会社の事務の面接を振り返った。
面接会場は会社ではなく、喫茶店だった。約束の時間を過ぎても面接官は来ず、ようやく現れたのは20分後だった。その間、女性は喫茶店の入り口に立ちっぱなしだった。
しかも面接では「女を使って仕事をしてもらう」と言われたのだそう。さすがに衝撃を受けた女性は、「あとの話が一切入って来なくてお断りさせて頂きました」と当然の結末に。それにしても事務の仕事で「女を使う」とは、一体何をやらせるつもりだったのだろう。(文:天音琴葉)
2時間待たされ……「赤字を出し続けている理由の一端を見た」
神奈川県の50代女性(事務・管理)は派遣先での面談で、「2時間待たされました」と振り返る。どうやら、派遣先の担当者が面談を忘れていたらしい。
ところで派遣先での面談は、通常の採用面接とは異なり、必要なスキルを備えているかを確認する目的で行われる。よほどのことがない限り、採用を見送られることはないようだ。結果、女性はその派遣先で働けることになったが、辞退したという。
「アポイントを平気で忘れてしまう派遣先企業を信頼できずお断り。それなりに大きな企業ですが、数年赤字を出し続けており理由の一端を見た所感です」
応募者にとって面接官は会社の顔。それなのに遅刻や暴言といった社会人としてあるまじき行為をすれば、その程度のレベルの会社と判断されるのは当然だ。
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ
「旦那の稼ぎだけで生きていく」が信念の女性、夫の年収が1500万→650万円にダウンで「一気に貧困層」と嘆く 投稿が物議