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バブル崩壊後の1990年代〜2000年代は断続的に「就職氷河期」が続き、志願者たちの苦労は凄まじいものだった。広島県に住む女性(事務・管理/年収300万円)は、当時会社の採用人数が少なかったため、入社後に同世代がいなかったという。
さらに「上の世代とも下の世代とも合わなかった」ため、息苦しい職場だったと回顧した。
「こちらは何も教えてもらえなかったのに、下は教えてもらって当たり前、上は教えなくても分かれ。とにかくしんどかった」
同期入社や同年代が多ければ居場所もあったかもしれないが、就職氷河期ではそうもいかない。就職後も困難の連続だった様子だ。(文:國伊レン)
就職先が倒産…その後「ブラックなシステム会社」を転々と渡り歩いた女性
東京都に住む53歳の女性(ITエンジニア/年収450万円)は、1995年卒の氷河期世代だ。かつての就活市場は「コネがないと日東駒専レベルの女子は就職できない」程だったと語り、自身も大変な思いをしたことを明かした。
「親のコネで就職したテレビ局の子会社がイベントの客単価を10万円で設定するバブルな発想の会社でまったく利益がでずに2年で廃業」
「手に職をつけようとブラックなシステム会社を数社わたり歩き、29才のときに大手上場企業の社内システム部に社員で行き着くことができました」
だが、ようやく正社員の道が開けた大手企業で、女性は「メンタルをやられて」しまった。現在は再度転職し、在宅の時短社員として「週4勤務でシステムの設計」に従事しているそうだ。ある意味自分に合った働き方を自らの手で獲得できた、とも言えそうだ。
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