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「そんな人間は存在しない」電話を取り次がない同僚にブチギレた男性 「一時の感情爆発」で招いた最悪の結末

ただの呼び捨てならまだ我慢できたかもしれない。しかし、嫌がらせはエスカレートしていき、業務にも支障をきたすレベルになった。

「かかってきた電話の相手が私であることを知ると、『そんな人間は存在しない』と周りに聞こえるように発言したりと、常に私をイライラさせていた」

電話を取り次がないどころか、存在を否定するような言動。相当なストレスを感じることだろう。

論文集を乱暴に「どうぞ!」とブチギレ状態で叩きつけた

限界が訪れたのは9月のある日だった。男性が、論文集を送付する作業をしていたときのことだ。

作業がなかなか上手くいかず、見かねた総務課長がイラついた様子で、その仕事を男性から取り上げ、あろうことか例の女性職員に振ったのだ。その瞬間、

「私の中で何かが切れた。今までの嫌な思いが頭まで血が上るようにキレ、産休代替職員(※編注 件の女性職員)の机に論文集を乱暴に『どうぞ!』と切れた状態で叩きつけた」

日頃の恨みに加え、上司からの扱いにプライドも傷ついたのだろう。だが、職場での物理的な威嚇行為は許されるものではない。その日は精神的に落ち着かず、まともに仕事ができなかったという。

現在の上司には「キレるなよ」と注意してもらう

そして報いは、世間が浮き足立つ年末にやってきた。

「その年のクリスマスの翌日に総務課長に別室に呼ばれた。『来年あなたとの契約は更新しない』と、『クビ宣告』をされた瞬間だった」

「一時の感情爆発が最悪の結果になってしまった」と男性は悔いる。実際の理由は別のところにあった可能性もあるが、男性は女性職員への言動が原因だと考えているようだ。

それから4年。現在は国の機関で非常勤職員として働いている男性。「あの時の苦い思い出を繰り返さない」と誓い、現在の上司にも過去の失敗を話して「キレるなよ」と釘を刺してもらっているそうだ。

「それでも昨年、頭に血が上ったまんまで鼻をかんだら鼻血が出たことから、現在職場に常駐している臨床心理士のところへ赴いて腹の中にあることを話すようにしている」

アンガーマネジメントは一朝一夕にはいかないようだが、専門家を頼りながら懸命に自分と向き合っているようだ。

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