打ち合わせの席で、会社側から告げられたのは耳を疑うような言い訳だった。
「雇用保険料は支払っていたものの、手続きを忘れていました」
「遡っての手続きが必要なため、数日かかりますが、発行され次第お送りします」
会社が雇用保険の加入手続きをしていなかった場合、2年まで遡って加入できる。雇用保険料が給料から天引きされていた場合は、2年以上でも可能であるようだ。
雇用保険の登録を企業が忘れることがあると「初めて知った」という女性は、ここで「雇用保険に登録されていなかったのは私だけなのでしょうか?」と問い詰めた。すると担当者は、
「〇〇さん(女性の名前)が入社された時期の入社者は手続きされていない方が何名もいらっしゃいました」
と平然と答えた。
当時の担当者はすでに退職しており、現在の担当者もその上司も「自分たちは関係ないと言わんばかりの態度」だった。一応の謝罪はあったものの、同席していた上司に至っては一言も発せず、ただ座っているだけだったという。
【前編はこちら】やば…「そんな会社名はありません」退職直前に雇用保険の未加入が発覚! 上場企業で4年間も保険料を搾取された女性
給与計算のミスも多発していた
実はこの人事部、日頃からミスが多かった。給与計算のミスが多発した結果、業務を外部委託するほどの状態だった。女性は、「まさかこんなにもいい加減で責任感がない状態が当たり前になっているとは、と驚きあきれるばかり」と怒りを隠せない。
「それもプライム上場企業がこんな状態であるのに、どこからも咎めなしなんて」
幸いにも早めに気づいたおかげで次の会社への書類提出には支障が出ず、女性は「特に何もせず、その会社とは縁を切りました」と結末を明かす。
改めてプライム上場企業で起きたあり得ないずさんさを「不思議に思います」とした上で、
「会社を辞めてから気づいた人もいたと思います。その場合には問合せなど面倒だったのではないでしょうか」
と他の社員への心配を書いていた。
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