男性が面接に行けば、門前払いされる日々が続いたそう。
「『あなたのような経歴の持ち主は、うちにはもったいないので、悪いことは言わないですから、その技術を生かした方がいいですよ』と言ってくる企業もありました」
当時、電話での「労働相談」があったため、相談したところあるアドバイスを受けた。
「技術者は扱いにくいというイメージがある。自分よりも賢い人は使いたがらない」
このアドバイスを受け、男性が思いついたことが「履歴書の改ざん」だった。
「学歴と、会社名はどうにもならないので、IT関係の資格はすべて削除し、簿記などの一般的な資格は少し残す程度にしました。そして、面接のときは、『ソフト開発のような高度なことはできませんので、ひたすら、SEさんの補助をしていました』などのように、必死でごまかしました」
プライドを捨てたこの作戦が功を奏し、男性は何とか職を得て食いつなぐことができたという。
現在は再びSEとして現場に復帰しているという男性。資格を隠してまで職を求めた当時のことを懐かしく思うのだろう。
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