ある日、職場の異動命令によって、遠く離れた二箇所で掛け持ちのように仕事をすることになったそう。二つの現場での過酷なシフトについて明かす。
「一つの場所では朝7時から夕方まで、もう一つの場所では昼から夜9時まで仕事をすることになりました。そのため、日によって起きる時間や寝る時間が異なり、なかなか生活リズムがつかめず、睡眠や生活リズムが乱れると感じました」
さらに、警備会社は制服の着用が必須なため、着替えの手間があり定時ぴったりに帰れるわけでもない。女性はこんな勤務形態は入社前には予想しておらず、「ギャップを感じました」と振り返る。
「このような働き方は他の人からすると異常に思えるかもしれませんが、この職場では普通というか割と慣れているみたいでした。ただ、退職代行サービスを使って辞めていかれた人はいました」
職場の異常な環境に麻痺している社員たちを見て、女性は「『慣れって怖いな……』とか『色々な意味でやばいな』と思いました」とドン引きしている。
勤務時間が書かれていない、労基を欺くシフト表
さらにやばいのは、従業員の勤務時間を把握するための月のシフト表の仕様だ。パソコンや紙で共有されるシフト表には勤務時間が一切書かれておらず、勤務地が、例として「吉」や「成田」といった略字で記載されているだけだという。
「他の人が見たときに、その人が日によって色々な勤務地に行っていることは分かったとしても、勤務時間までは伝わりません。その人と一部の職場の人々、そして神のみぞ知ります」
この仕様のせいで、「年に一回程度、労働基準監督署の人が来てチェックしますが、そのときも勤務形態がしんどいことは誰にも伝わりません」というから悪質だ。
かつては年間100人入社していたが、今年はついに……
女性は「こういった状況があるからなのか、どこかから伝わったのか分かりませんが」と前置きし、会社の明らかな異変をこう書いている。
「今年(2026年春)の新卒入社の人が誰もいません。私が数年前に入社したときは一年に100人程度のまとまった人数が新卒や第二新卒で入社してきていましたが、今、そのようなときは終わりました」
新卒がダメなら中途採用でと切り替えたのかもしれないが、労働環境をごまかし続ける限り人材が定着することは無さそうだ。
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