それほど厳しい時代を生きてきた男性からすると、売り手市場である現在の若者の状況には思うところがあるようだ。
「今、言い方悪いですが、その学歴でその企業いけるんだびっくりすることが多いです。また働き方改革で働き方も緩くて、その働き方でそのボーナス金額?という驚きもあります」
当時の感覚からすれば、現在の恵まれた労働環境でそれなりのリターンが得られる状況は、信じがたいものがあるのだろう。一方で、同じ時代を戦ったかつての仲間たちの現状については、次のように書いている。
「かたや、私の同級生は転職してたり、ほぼ聞いたことない企業だったり、中々今は言えないような仕事だったり普通にしてます。凄い優秀で真面目な子達だったのに可哀想だなと同窓会では思いました。生まれた時代でここまで変わるのかと思ってます」
どんなに優秀であっても、就職したタイミングが悪ければその後のキャリアが狂いかねないのが、この世代の過酷な現実だ。
男性自身も、卒業後は「とんでもないブラック企業でしか働くことができず」という状態だった。しかし、そこから這い上がって独立。現在は福祉企業や医療機関の経営を手がけている。年収は2000万円以上だという。
「ある意味不遇な時代だったからこそ、今の成功はあると思ってます。が、ほんとに20代は絶望しかありませんでした」
不遇な環境をバネにして成功できたのは幸いだが、個人の能力とは無関係な「生まれた時代」によって格差が生まれてしまう不条理さに、いまなお複雑な思いを抱いているようだ。
※キャリコネニュースでは「氷河期世代の受難」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから。https://questant.jp/q/QL67X1YI
「みんな辞退するから、仕方なくあなたになった」初日に言われた女性 一年後、「ボーナスのある職場に行きます」と反撃した結果


