一緒に働き始めてある日のこと、そのおじさまが大きなため息をつきながら口を開いた。
「『あなた、会議室取れないんでしょ? 前任者がそう言ってたよ。仕方ないからオレが取っといた』……えっ?私、この部署で一番長くいて、会議室の予約方法を前任者に教えた側なんですけど?」
気になった女性は、送別会で前任者本人に事の真相を聞いてみた。すると、
「えっ!? そんなこと一言も言ってません!予約を教えてくれたの〇〇さんじゃないですか!」
と、大激怒していたという。おじさまが何を思って嘘をついたのかは不明だが、どうやら取れなかったのは、「会議室ではなく、おじさまの事実確認」だったようだと女性は語る。
おじさまに疲れ切っていた前任者「これで環境が変わる!」と退職
さらに前任者いわく、昨年はおじさまとのやり取りですでにかなり疲れ切っていたらしい。夫の海外赴任が決まったときは「これで環境が変わる!」と、ほぼ即決だったそうだ。それを聞いた女性は心の中でこう思ったという。
「海外赴任って、キャリアアップだけじゃなく、避難ルートになることもあるんですね」
現在、女性はその厄介な席をしっかりと引き継いでしまっている。
「さて、このバトン、どこまで走れるでしょうか…」とこぼしているが、とにかく女性の健闘を祈るほかない。
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