後輩が「給料が安いので辞める」→社長は「しょうがないな」と冷たい反応 「そんな社長なら私も辞めます」と激怒した男性の回想 | キャリコネニュース - Page 2
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後輩が「給料が安いので辞める」→社長は「しょうがないな」と冷たい反応 「そんな社長なら私も辞めます」と激怒した男性の回想

良くない噂が消えないまま1年余りが過ぎた頃、ある出来事が起きる。公共事業の発注者の事務所で、年配の“偉い人”から、こう声をかけられたのだ。

「あなたたちは一生懸命に良い仕事をしてくれてありがとう。しかし会社の状況が悪いようだがどうなんだ?」

男性が「良くないようですけど頑張りますから」と答えると、その人は「人間て悪い期間が長く続くと頑張れなくなるものだ」とポツリ。

「その後、自分ひとりが頑張ってもと気づかされる状況になっていきました」

その後、決定打となった出来事があった。後輩の技術者であるA君から「給料が安いので辞める」と相談を受けた男性は、2人で社長に直談判をした。ところが、社長の口から出たのは「しょうがないな」という冷たい一言だった。

ひなびた温泉での偶然の出会いから一転、取締役まで昇り詰める

高卒で入社して10年も貢献してきたA君への冷酷な態度に、男性は怒りを覚えた。

「『そういう言葉は無いでしょ、そんな社長なら私も辞めます』と言ってしまいました」

翌日、社長から「給料上げるから辞めないでくれ」と引き留められ、社長の妻にも泣かれたが、一度口にした決意は変わらず、すぐに引継ぎに入り1週間で退職した。

再就職先を決めていたA君とは違い、ノープランだった男性。「私はどうすれば良いものかと」と悩みながら、その夜、近くのひなびた温泉に浸かっていた。すると、偶然ダンプ会社の社長がお風呂に入ってきて、これから伸びる建設会社を教えてくれたという。翌日すぐに面接に向かい、無事採用となった。

一方、男性が去った後の会社は1年もたなかった。

「この年のお盆に前の会社は、経営者は夜逃げをして倒産となりました」

新しい勤務先では、建設産業の好景気を経て順調に成果を残した。東日本大震災の被害にあいながらも社員一丸となって復旧させ、自身も身内を亡くす哀しい経験をしたという。部長職や取締役を経て、70歳を過ぎた今も週に数日勤務を続けている。

最後に、人生を大きく転換させた出来事を振り返り、こう締めくくった。

「振り返れば、後輩の退職のきっかけで倒産にも巻き込まれず、お風呂での偶然の出会いが人生の半分以上の勤務先となり、運が良かったのでしょう!」

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