現場の企業自体は残業可能だったが、自社側は「残業代で粗利が下がる」という理由で事前に許可を求めるシステムにしていた。女性は当時の状況をこう振り返る。
「残業の理由を記載したメールを送付し、メール内容への戻りに再度返信する、ラリーをするうちに定時となり、実質的に業務時間が20~30分近く削られるような状況となっていた」
しかも遠方への勤務は当初「3か月」という約束だったが、3か月目に入ると「まだ続く」と言われた。単価の良い金融系の案件だったため、会社側が「金額に目がくらんだようだ」と女性は見ている。給与の搾取ぶりについては、次のように明かす。
「当時契約単価が73万程度だったかと思いますが(当時の年齢と業務内容から考えると割と高め)、契約単価に対し給与の支給額が30万未満、手取り23万程度で、明らかにボッタくりだったため」
倒産から救ってくれた恩があったとはいえ、73万円の単価から40万円以上を会社に取られたうえで片道2時間半の現場に放置されれば、働く意欲が吹き飛ぶのも当然だろう。
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