しかし、笑顔で迎えてくれたのも束の間、所長の態度は豹変した。
「『てめぇ、社長のところまで行って退職直談判だとはどういうつもりだ! 俺の顔に泥塗りやがって殺されてぇのか!!』と、突然怒鳴りつけてきたかと思えば机を蹴飛ばし、その後、たっぷり30分以上かけて罵声、怒声を浴びせられ、営業所内が凍り付いていました」
「どうやら社長から私の事で文句が入ったのだと思います。今だったら、声をかける前にボイスレコーダーでも仕込んだのですが、社長と面談を終えたばかりで油断をしていた私は、ただサンドバッグになるしかありませんでした」
男性は、社長から自身について何か言われた所長が、その怒りをぶつけてきたのではないかと推測している。所長の罵声はそれだけでは終わらなかった。
「最終的に、もう一度机を蹴飛ばした所長は、『死にたくなければ俺が戻るまでに出ていけ』そう言って食事に出ていきました」
「所長がいなくなると、同僚たちはみんな慰めの言葉をかけてくれましたが、私は今までのお礼と挨拶をして黙々と私物をまとめ営業所を後にしました」
「毎日終電なんて当たり前」「休みも年間に40日ほど」
問題があったのは、退職時の所長の言動だけではなかった。男性によると、当時の職場は長時間労働が常態化し、残業代も支払われていなかったという。
「毎日終電なんて当たり前、時には帰れずに職場に泊まったことも何度か。残業代もなく、休みも年間に40日ほどでした。身体を壊せば自己管理不足と言われました」
男性は「そんな私の人生で一番の真っ黒な会社を無事に卒業できた」とした上で、
「今では営業を辞めて他の業種で白い会社と縁があり、この頃の生活は何だったんだろうかというくらい穏やかな生活を送っています」
そう近況を明かし、「ホント、仕事はしっかり選んで就かなければいけないですね」と結んだ。
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社長から「会社やめてくれ」→翌日に大手の最終面接だった男性。図々しい"引き止め"を無視して2ヶ月で退職


