世間一般の「普通」が人生を生きにくいものにしていないか 「空白期間があったらダメ」「通勤は満員電車」という風潮にウンザリ | キャリコネニュース
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世間一般の「普通」が人生を生きにくいものにしていないか 「空白期間があったらダメ」「通勤は満員電車」という風潮にウンザリ

現状に違和感を抱いてそのことを誰かに話しても、それは「普通のことだ」と一蹴された経験はないだろうか。誰が決めたともわからないルールに縛られ、自分の気持ちに正直になれないのは生きにくい。

ガールズちゃんねるに10月4日、「世の中の【普通】が辛いこと」というスレッドが立った。スレ主は、

「正社員は週休2日なこと/結婚しないと、子供いないと見下されること/一度レールから外れるともう這い上がれないこと/35歳を過ぎると未経験の仕事は門前払いにされ、異性からは相手にされないこと/まだまだたくさんありますが、あとはみなさんにおまかせします」

と自分の考えを挙げた。

「空白期間あったらダメ人間扱い 仕事をするために生きてるわけじゃない」

普通がつらい

普通がつらい

スレッドでは、「みんな普通にしがみついてる感じ。 誰が決めたのかわからない普通から一歩外れたら偏見の目」「普通じゃなきゃダメという社会的重圧。 いや社会的脅迫かな」など、スレ主に賛同する意見が相次ぐ。

中でも仕事に関する「普通」に窮屈な思いを抱く人は多い。「1日8時間労働」や「満員電車に乗っての通勤」に対して疑問を抱く人からは、

「8時間週一休みなんてマジで禿げそう」
「週5、1日のほとんど会社で仕事、前後は不快な満員電車、22~65(歳)という人として1番元気な時期に」

といった嘆きが寄せられている。

仕事では遅刻に対して厳しいが、会議や仕事の終了時間にはルーズなことが多い。「残業は叱られないのに、遅刻は叱られること」と書く人もいた。

ほかには、大学卒業後は常に職に就いているべき、という考えにウンザリする人も。何かの事情で長い間無職でいようものなら白い目で見られ、現に就職でも不利になるケースもある。こんな心の叫びも挙がる。

「常に何かしらの仕事をしていないといけない。 空白期間あったらダメ人間扱い。 (中略)どこかに旅行へ一週間くらい行きたいから休みたいのはダメってなんで? 仕事をするために生きてるわけじゃない」

女性は仕事も家事も子育てもできるのが当たり前ではない

仕事以外には、「年齢」による縛りを指摘する人が多い。

「この年齢なら結婚して子供いるのが普通とか、 この年齢で転職とか普通考えないとか、 年齢による普通の縛りが厳しい」

人生には、進学、就職、昇進、結婚、出産など様々な変化があるが、それぞれに「それに相応しいと思われる年齢」が勝手に設けられ、「もう○○する年なのに」と思われてしまう。他人の物差しで人生設計をするのは窮屈だ。

また「女性は家事と育児ができて当然」という世間の風潮にウンザリしている、という声もいくつか出ていた。

「母親は子供生んだ瞬間から子育てが出来るはず、みたいなイメージ。 初心者だっつーの」
「女の人は働いて、家事もして、子育ても出来るのが当たり前だと思われていること」

と心境を吐露している。働き方、生き方などは時代の移り変わりとともに変化していくものだ。現在当たり前なことも、かつては「普通ではなかった」はずだ。柔軟に考えながら、ダイバーシティ豊かな社会を実現していきたいものだ。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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