Catch the Webは6月18日、コロナウイルスの影響による働き方と収入の変化についての調査結果を発表した。調査は会社員759人から回答を得た。
所属する企業がテレワークに対応していると回答した人は67%。業種別では、「IT・コンピュータ」、「マスコミ・出版」、「不動産」は8割超えとなった。
テレワークで便利なツール1位は「Zoom」
テレワークで便利なツールについて聞くと、ビデオ会議ツールの「Zoom」が圧倒的に1位だった。以降は、「Skype」、「Microsoft Teams」、「LINE」、「Chatwork」と続いた。他には、大学の授業などにも使われている「Cisco Webex」がランクインした。
回答は少なかったが、「電子契約サービスのクラウドサイン」、「勤怠管理・シフト管理システムのジョブカン」、「NTT東日本-IPAのシン・テレワークシステム」といった意見も挙がった。
新型コロナやテレワークの影響で「収入が減りそう/すでに減っている」と回答した人は50%。業種別に観ると「レジャー・エンタメ」「宿泊・飲食サービス」の業界では7割を超えた。また、「教育・学習支援」も収入減に直結しやすい傾向がある。
一方、「不動産」「医療・介護・福祉」「IT・コンピュータ」「運輸・物流」では新型コロナによる収入減の影響が少なかった。なお「収入が増えそう/すでに増えている」は全体の2%に留まった。
新型コロナによる収入減で副業を実践・検討の人も
これらの影響もあってか、「収入アップのために自宅で副業を実践したい」という人は94%にのぼる。
実践してみたい、もしくはしている副業は、「アンケートモニター」、「ポイントサイト」、「データ入力」、「記事のライティング業務」が上位を占めた。中には、「日本語教師」や「ウーバーイーツ」という声も寄せられた。
副業で月にどれくらいの収入が欲しいかを聞くと、「3万円~5万円」が最も多く39%。「3万円~10万円」を希望している人がおよそ7割だった。
既に副業を実践しているという人は74%もいた。3人に1人は、一週間のうち「1時間~3時間」を副業に割いていることが分かった。「10時間以上」の人は1割程度。
副業での収入を聞くと、「月3万円以下」が最も多く85%。次いで「3万円~5万円」が10%だった。