新型コロナでリモートワークが推奨される一方で、その波に乗れず”突拍子もない行動”に出る上司は少なくない。キャリコネニュース読者からは、
「上司は、テレワークとウェブ会議の違いがわかっていません。ネットで会話することが、テレワークだと思っているようです。なので今も会社にいて、上司流の”テレワーク”をしています……」(30代女性/専門コンサル系)
といった声が寄せられている。メーカー系勤務の30代男性の上司はウェブ会議に好意的ではないため、「わざわざ遠方の拠点まで出張して、会議をセッティングしている」という。
良く言えばフットワークの軽い上司だが、現状で行われると「このコロナ禍において余計なリスクを生み出す元凶」といったところか。今回は、IT音痴な上司に振り回されている人たちの投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)
「上司が勝手に行・列を削ったり、数字をベタ打ちしたりして、おかしな資料にされた」
マスコミ系勤務の30代男性の上司は、WEB会議の際に「端末マイクをオフのまま話し始める」といい、それでいて周りの反応がないと「怒り始める」という。
「私たちも言い辛い中で、誰かが指摘しようものなら、なぜか逆ギレしてきます。しかも上司は同じことを繰り返すため、会議の度にこのやり取りが起きています。学ばない上司に、いらないストレスが増えました」
メーカー系の会社で働く40代男性は、エクセルの操作に疎い上司のおかげで濡れ衣を着せられた。男性が会議用の資料をエクセルベースで作成したところ、確認する立場の上司によってめちゃくちゃにされたという。
「上司が勝手に行と列を削ったり、既存の数式を無視した数字のベタ打ちにより、数値がおかしい資料にされた。しかも資料を見直さないまま会議に提出し、私のせいにしていたとのこと」
会議の際に周囲から、おかしな箇所について指摘を受けた上司は、すべて男性の責任にした。その旨を役員が男性に報告したことで、上司のウソが判明したという。
「Slackで冷静にアドバイスやコメントをしていたが、内心はかなり焦っていたはず」
不動産・建設系勤務の40代女性も、パソコンの操作に不慣れな上司に被害を受けた一人だ。部署内で全員が共有するクラウド上の全フォルダを、あろうことか部長が削除してしまったという。
「すぐに気がついて、バックアップでの回復を試みたが、数ファイルが現れず。最終的には、何とか前日時点の状態まで復旧ができた」
その際における緊迫した部署内の様子を男性は「みんなSlackで冷静にアドバイスやコメントをしていたが、内心はかなり焦っていたはず」と綴っている。それ以降、部署内では「個別にこまめにバックアップを取るようになった」とのことだ。
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