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「駅からダルそうに歩いていそう。そんなんじゃ勤まらない」意味不明な理由で退職させられた男性

画像はイメージ

見た目や印象だけで仕事を辞めさせられたというエピソードが寄せられた。勤務態度の悪さでクビになる話はあっても、印象だけで辞めさせられるのはこれ以上ない理不尽ではないだろうか。(文:林加奈)

「その一部始終を見ていたんですね?」→「見てないけどたぶんそう」

静岡県の50代男性(サービス・販売/年収150万円)は、菓子メーカーで事務の仕事に就いた。ところが、思わぬかたちでその仕事を辞めることとなった。

「社長に呼び出され、『駅からダルそうに歩いていそう。そんなんじゃこの仕事は勤まらないから辞めてくれ』と言われた」

どこからツッコめばいいのかわからなくなるような解雇理由だ。男性はすかさず社長に聞いた。

「最寄り駅から会社まで徒歩20分で、田舎だからほとんど人とすれ違ったりすることなく過ぎていたから、『そのようにおっしゃるのなら、その一部始終を見ていたんですね?』と言ってやったら『見てないけどたぶんそう』って」

なんとなくの印象と勝手な決めつけだけで辞めさせられたというから驚く。

「『試用期間中だから解雇しても構わない』とまで言ったので、そのまま労基署に直行」したという男性。その後の顛末については書かれていないが、退職自体には「満足」と綴っていた。なお日本は法律上、試用期間であっても解雇するには正当な理由が必要だ。今回のような事態は本来あってはならないので、男性のようにしかるべき場所に相談することが肝要だ。

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