人間はAIとどう棲み分ける? Chat GPTを有効活用する「4つのアプローチ」 | NEXT DX LEADER

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人間はAIとどう棲み分ける? Chat GPTを有効活用する「4つのアプローチ」

ChatGPTで世の中の仕事はどう変わる? エバンジェリストと考える より

株式会社グローバルウェイ代表取締役兼CEOの小山義一が、DXに詳しい識者をゲストに迎えて、さまざまな角度からお話を聞くYouTube番組「NEXT DX LEADER オリジナルチャンネル」。今回のゲストは、NTTコミュケーションズ株式会社のエバンジェリストを務める林雅之さんです。

第5回のテーマは“ChatGPTで世の中の仕事はどう変わる?”。ChatGPTとは米Open AIが開発したAIチャットサービスで、2022年11月にリリースされるやいなや、「どんな質問にも人間のような自然な文章を返してくる」と大きな話題になりました。

さらに今年3月リリースのGPT-4では回答の品質を飛躍的に向上させ、より精度の高い回答を返すように。これを受けてテレビや新聞、雑誌などのマスコミは「人間の仕事が奪われるのでは?」と不安を煽る一方、「恐るるに足らず」と軽視したりするなど、日々さまざまな形で取り上げられています。

今後もさまざまなAIツールが登場すると予想されますが、私たち人間はどのようなスタンスで付き合えばよいのでしょうか。林さんは「人間がAIを活用する方法には4つのアプローチがある」と言います。(NEXT DX LEADER編集部)


MC石田 ChatGPTと私たち、今後どんなふうに関わっていくんでしょうか?

 今回は4つの考え方を紹介したいと思うんですけど、1つ目は「統率アプローチ」。ChatGPTやAIロボットなどでチームを作り、人間はそれをしっかりマネジメントするように棲み分けるアプローチです。

2つ目は「コアアプローチ」。AIで置き換え可能なタスクをAIに任せ、コアとなる要素に集中をする。会計士だったら、計算はAIチャットボットに任せて、自分自身はお客様との対応、というような分担をして棲み分けていくアプローチです。

3つ目は「介入アプローチ」。仕事の大半をAIによって自動化しながら、チェックや最終判断を行うプロセスで自分の価値を発揮する対応を行うアプローチです。例えば顧客対応において、まずはチャットボットが100人くらい対応し、そこで対応できない2人はエスカレーションしてコールセンターで人間が対応する、といった棲み分けをする方法です。

4つ目は「設計アプローチ」で、人間がAIロボットの開発や導入支援を実行する立場として働くアプローチです。こういう目的にはこういうチャットボットの使い方ができ、こういうシステムの作り込みが必要といったことを考え、実行に携わる仕事がますます増えていくというところですね。

小山 AIツールは、ちゃんと使いこなして、初めてどういう関わり合い方をすべきかが分かる世界だと思います。特に僕らの世代は、本当に頑張って使いこなしていかないと置いていかれちゃうっていうか、そういうモチベーションがすごく大事になってくるでしょうね。

石田 逆に手に負えないじゃダメですからね。

 日本は世界と比べても類を見ないくらいの速さで人口減少が進んでいくと言われています。近い将来に労働力が足りなくなる状況で、ChatGPTなどのAIツールに頼りながら仕事をやっていく重要性が高まっていくんじゃないかなと思います。


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YouTube:ChatGPTで世の中の仕事はどう変わる? エバンジェリストと考える

考察記事執筆:NDX編集部

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