
画像はイメージ(AIで作成)
会社側はご褒美やねぎらいのつもりでも、かえって現場のやる気を完全に削いでしまうことがあるようだ。
投稿を寄せた九州地方の30代女性(営業/年収400万円)は、以前契約社員としてコールセンターの受電業務に携わっていた。繁忙期は短期派遣を導入して人手を3倍に増やしても、「常に10数名が電話先で待っているといった状態」が朝から晩まで、2~3か月ほど続いていたという。(文:篠原みつき)
「いつもお疲れ様。ファイト!」の印字付き
当時、教育係もしていた女性は、助っ人の派遣スタッフの研修を猛スピードで終わらせ、その合間にも電話を取り続けるという大忙しの日々を送っていた。女性の会社は大手のグループ企業の末端で、そのグループの受電業務を請け負っていたという。
そんな過酷な繁忙期の業務中、「〇〇(グループトップの企業名)より差し入れが届きました!」と声がかかった。
「業務中は確認する間もなく、終業後にみんなと何だろうと覗きに行ったところ、なんとそれは企業のマスコットのデザインキャンディー(金太郎飴のようなもの)をパッケージごと特注したもの+『いつもお疲れ様。ファイト!』の印字付き」
わざわざ特注で作られた品物ではあったが、当時の職場は繁忙期でも給料アップなどはなく、契約社員にはボーナスもなかったと振り返る女性。それを見た現場の反応はシビアだった。
「契約社員の多い現場にそんなものが送られてきたものだから『この令和にボーナス現物支給とかふざけんな!!こんなもの作っている無駄金あるなら繁忙期ぐらい時給上げろ!!!!』と全員が殺気だつ結果となりました」
その後も数年にわたり、物は違えどオーダーメイドのお菓子が届き続けたという。
「結果『これは一生時給あげるという発想には至らないな』と私を含めプレゼントが届いてから数年でほぼ全員が転職をしたという……。労わるつもりが、的確に契約社員のやる気を削いだ、そんなプレゼントのお話です」
労うつもりなら、その働きには金銭で報いるべきだったのだろう。
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