
画像はイメージ(AIで作成)
就職や転職の際、求人票でよく見かける「みなし残業(固定残業代)」の文字。ネット上では「みなし残業のある会社はヤバい」というのが一種の定番になっている。しかし、実態はどうなのだろうか。
ガールズちゃんねるに5月上旬、「みなし残業とは?」というトピックが立ち、注目を集めた。トピ主は、小さな会社で20時間分のみなし残業代が支給されているという女性だ。入社前に「残業はほぼ無い」と説明され、実際に働き始めて約半年、基本的には毎日定時退社できているそうだ。
残業を全くしていないのに毎月残業代がもらえるラッキーな環境に、トピ主は
「このみなし残業代って一体何なんだろう?基本給抑えたいのかな?でも世の中にはみなし残業分ガッツリ残業のとこもある?」
と疑問を抱いたようだ。
残業なしで満額支給は「大当たり」のホワイト環境
トピック内では、トピ主の恵まれた労働環境を羨む声や、みなし残業制度をポジティブに捉える意見が寄せられた。
「たまたま大当たりなだけよ 大体はみなし時間は残業するし、はみ出すとこも多い」
「20時間分の残業代込みの給料を毎月もらってるってこと つまり残業しない方がお得」
「うちもみなし残業あるけどほぼほぼ定時退社 給与計算楽にするための制度だよね」
残業をしなければしないほど時間単価が上がるのだから、トピ主のようなケースは働き手にとって特に問題ないように見える。会社側が無駄な残業を減らす目的や、給与計算の手間を省くためにクリーンに導入しているケースもあるようだ。
従業員を“定額働かせ放題”とみなす会社も
しかし、ネット上で「みなし残業=ヤバい」と警戒されるのには、ちゃんと理由がある。トピックには、みなし残業制度を隠れ蓑にした過酷な労働搾取のケースも書き込まれていた。
「私が前にいた会社はみなし40時間で、激務だから40時間越えてる日ともいたけど、一切払ってなかった 会社からしたら従業員は固定料金で無限に使えるサブスクみたいな感じだった」
「毎日のようにみんな終電まで残業してた。でももうみなしで付いてるからその残業はサービス残業みたいなものだった」
本来、みなし時間を超えた分の残業代は支払う義務がある。だが現実には、超過申請を認めずに実質的に“定額働かせ放題”になっている会社もあるのだ。
トピ主はその後、「ガルでよく見かけるみなし残業=ブラックというのは実はそんなことなかったんだなと思いました」と納得した様子を見せた。自身の職場は給与計算の簡略化などが目的の「適正」なものだと理解したようだ。
「みなし残業」自体が悪なのではなく、それを悪用する企業に問題がある。求人票の文字だけに怯えて優良企業をスルーしてしまうのはもったいないが、基本給の割合や実際の業務量を慎重に見極めて判断することが重要だ。
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