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カスタマーサポートは、時に理不尽なクレームの矢面に立たされる過酷な現場だ。扱うジャンルによってはユーザーの層に偏りが出て、対応が一層難しくなる。
投稿を寄せた東京都の40代男性は、かつて働いていたソーシャルゲームのサポート窓口で、ゲームのテーマゆえに引き寄せられた「ヤバいクレーマー」たちの実態を明かしてくれた。(文:篠原みつき)
回復アイテムに関する問い合わせだったが……
男性が担当していたカスタマーサポートでは、本来はメールのみで対応するルールだったというが、中には会社の電話番号を調べて直接かけてくるユーザーもいたという。
「ゲーム自体暴走族的な内容を扱っているゲームのため、恫喝するような言い方で電話してくることが多く、対応していた女性の方が泣くことも多々ありました」
恐怖で泣き出してしまうほど威圧的な電話がかかってくるのだから、精神的な負担は相当なものだ。
彼らが怒りのクレーム電話をかけてきたのには、こんな理由があった。
「内容としては、ゲーム内で使用する回復アイテムをシステムの穴を利用して入手し、異常に多く持っているユーザーから一度回収した件についての問い合わせです」
仕様の穴を突いた入手であるにもかかわらず、ユーザー側はかなり強気に出てきたのだ。
「RMTも横行」従業員を守らない会社への失望
しかし、男性を一番呆れさせたのは、この悪質なユーザーたちに対する会社側の「最終判断」だった。
「最終的には『不正はなかった』として、回収したアイテムは返品ということで解決していました」
現場のスタッフが恫喝され、泣きながら対応したにもかかわらず、会社側はクレーマーの勢いに恐れをなしたのか、あっさりと「不正なし」としてアイテムを返還してしまったのだ。
さらにゲーム内の環境も劣悪だったようだ。
「本来禁止されているリアルマネートレード(RMT)も行われており、あまり良い会社やゲームではありませんでした」
アイテムの不正な現金取引まで行われていたとなると、運営としての規律もゆるい印象だ。現場で矢面に立つスタッフだけが消耗しやすい構造になっていたと言えそうだ。
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