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サボり癖のある社員はどこにでもいるが、部署ぐるみでサボりが常態化している会社となるとさすがにどうなのか。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性(年収550万円)は、「もう20年ほど前の話ですが」と前置きしつつ、かつて勤めていた会社のやばい実態を振り返る。
10年勤めたアパレル企業から転職し、営業職として働きだした男性。通勤も近くなり基本給も上がって喜んでいたが、実際の業務内容は予想と大きく違っていた。(文:篠原みつき)
先輩方が取り出してきたのはまさかのPSP
個人宅への営業は日中留守が多いため、「勝負は午後」という理由で朝のスケジュールはかなり特殊だった。
「午前9時に朝礼をして、9時半に4人1チームで営業所を出て販売店に移動し、商材を積み込んでまず向かうのはファミレスでした。だいたい10時半くらいでした」
そのまま早めの昼食をとるまではいいとして、そこから先が問題だった。
「早めの昼食を取りながら、先輩方が取り出してきたのはまさかのPSP。何を始めるのかと言えば、お客様の在宅率の上がる15時までは、PSPでゲームやって遊ぶとのこと」
いくら訪問先が不在がちとはいえ、毎日数時間をゲームに費やすのはさすがに度が過ぎている。
「子供に誇れる仕事ではない」
男性も先輩たちから「(私)さんもPSP買ってきた方がいいよー」と勧められた。
「そう言われて、1週間ほど様子を見ましたが、営業開始までの間が持たないのでやむなく家にあったPSPを持ち出し、毎日先輩方と遊び惚けてました」
その後、15時から18時くらいまで指定エリアを回り、19時頃に帰社する毎日だったという。飛び込み営業という仕事柄、訪問先で嫌な顔をされる精神的なきつさもあったようだが、男性にとって一番こたえたのはそこではなかった。
「1日の半分はいい大人がファミレスでPSPで遊ぶというのが耐え切れず、『子供に誇れる仕事ではない。このままでは人としてダメになってしまう』と考え、半年ほどで退職を決意しました」
今ならば出社時刻を遅くする措置になりそうだが、20年前にはこうした働き方もあったのだ。しかし楽な環境に流されず、早めに見切りをつけたのは賢明な判断と言えそうだ。
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