手取り17万円の観光バス運転士 「12時間のバスツアーでも8時間労働にされる」と実情語る | キャリコネニュース
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手取り17万円の観光バス運転士 「12時間のバスツアーでも8時間労働にされる」と実情語る

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キャリコネニュースでは、手取り20万円以下の読者からの投稿を募集している。「某有名観光バス会社で運転士をしております」という20代後半の男性(愛知県/正社員/子ども1人)は、労働時間に見合わない給料への不満を綴っていた。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22

「拘束時間そのものは長いのに、残業カットされ基本給が低い」

男性の手取りは17万円ほどで、子どもを育てるには少々心許ないように思えてしまう。実際、本人も

「かなり生活が厳しいですね。嫁が働いていてくれているので助かってはいますが、そうじゃなければやってられません」

「将来性はいっさい感じられず、これでは若い人たちはすぐに辞めていくと思います。私自身も辞めておけばよかったと思いますね」

と本音をこぼした。これだけ手取りが少ないのは、「基本給が低く、運転している時間しか(労働時間として)計算されない」という事情があるという。

「例えば1日の行程が12時間として、5時間遠足や試合、観光地などでお客様が自由にしているとします。そうなると1時間だけは加算されても残りの4時間はカット時間(非労働時間)といわれ、拘束時間から外されてしまいます。そうなると実労働時間は8時間とされ、残業代は出ません」

カット時間中も、乗客の荷物が車内にあるためバスを管理しなければならない。それにもかかわらず、

「1か月に40時間ほどカットされていたりします。おかげで拘束時間そのものは長いのに、残業は少なく基本給が低いので厳しいことになるのです」

というから驚く。やはり真剣に転職を検討したほうがいいかもしれない。

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