証拠ないのに職員を「10万円ドロボー扱い」 子ども発熱→早退で「始末書」 介護施設のトンデモ社長 | キャリコネニュース
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証拠ないのに職員を「10万円ドロボー扱い」 子ども発熱→早退で「始末書」 介護施設のトンデモ社長

社長から「始末書」を書くよう命じられた。

介護業界のブラック企業体験談が、またひとつ、キャリコネニュース編集部に寄せられた。有料老人ホームに勤務していた30代女性は「私は毎日、利用者のいる前で叱責され、うつ病になり、退職」したという。「15分以上前に出勤を強要され、やらないと話すと威圧もしくはヤクザみたいに叱責され、(今でも)恐怖の毎日が続いているようです」と明かした。(文:林加奈)

※キャリコネニュースではブラック企業に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/G42CZUHP

証拠もないのに「泥棒扱い」される

サービス付き高齢者住宅(サ高住)で事務職をしていた40代女性は、「(採用)面接のときから匂わせ発言がありました」と振り返る。

定時は8時~17時なのに「採用通知」には当然のように「7時40分までに来てください」と書いてあった。入居者の朝食準備をするため、毎日20分早出をしなければならないと理由を告げられたのは、働き始めてからだった。

さらに、もうひとりいた事務が辞めると、週2日は朝7時出勤に。結局7時~19時まで働くようになったが、朝1時間分の早出分は残業代が出なかったという。一人で事務仕事をしているのに、社長からは「常に360度目を見張っていろ」と、無茶な指示をされていたそうだ。

また、子どもが発熱したため、同僚に相談したうえで早退したところ、社長から「始末書」を書くよう命じられた。社長からは「あいつは上司じゃない! お前の上司は私だ」と言われたそうだが、女性は「社長は1日の半分もいませんし、電話もつながりません」と反論する。相談しようとしても社長に連絡がつかないのは、女性の責任ではなさそうだ。

そんな職場に耐えていた女性だが、ついには「お金が10万円なくなったと騒ぎ出し」た社長から、「証拠もないのに犯人扱いされ」て、「今日で辞めろ」と追い出されてしまったという。

この職場は、「1カ月で皆辞めていく、長い人はいても1年」と言われていたそうだ。女性は「その意味がすごくよく分かった。5カ月いた私はよく耐えたと、介護・看護職員から言われました」と振り返っていた。

※アンケート概要
■実施期間
2019年12月19日~
■回答数
764※8月11日時点

■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
■質問項目
・体験した「ブラック企業」エピソードを教えてください。

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