まずひとつ目は、会社が取り扱っていたシステムに「どうしようもない不具合」があったためだ。女性が勤務していた会社はメーカーではないため、何か不具合が起こった際には「(システムを作った)メーカーに連絡し、対処して修正していただく流れ」になっていた。女性の会社の役割は「販売と保守サポート」のみだ。ところが、
「まず、カルテが勝手に消えてしまうという致命的なミスがありました。複数のお客様から同様の報告がありましたが、メーカーは原因追求せず、動く気配なしでした。うちの会社もあの手この手で誤魔化していましたが、やはり解約が相次ぎ、経営が傾き始めました」
カルテが消えてしまっては現場も相当混乱するはずだ。それを野放しにしていたメーカーもメーカーだが、保守サポートする会社にも当然責任がある。解約が相次ぐのも無理はない。
「新人は、半年も経つと代わる代わるいじめを受けます」
2つ目の理由は、「人員の流出」で、「新人の定着率が悪く、3か月ほどで半分は辞めて」しまうという。原因は「営業部からの差別的ないじめ」だ。
「新人は、はじめこそ優しくされますが、半年も経つと代わる代わるいじめを受けます。私も例外ではありませんでしたが、うまく切り抜けたのか、そこまでひどいものはありませんでした」
「また、この営業部に気に入られた社員は、休み時間を勝手に増やしたり業務を平気でさぼったり、出張時に不要な飲食をして経費を使用するなどやりたい放題でした」
と、ずさんな内部事情を明かす。
「このようなことを、たった30人程度でやっている会社は長くないと判断し、退職しました」と女性は決断した理由を綴っている。
※アンケート概要
■実施期間
2019年4月3日~
■回答数
1021※9月6日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/EYERWBZ9
■質問項目
・あなたが「会社を辞めよう」と思ったときのことを教えてください(当時の仕事、状況など詳細に/800字以内)