「新卒で事務職として採用されたはずが、入社早々に工事詳細の説明会に連れて行かれることになり、事前に資料だけ丸投げされて、読んどいてと」
キャリコネニュースで実施中のアンケートに20代後半の女性が回答を寄せた。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「会社をやめようと思ったエピソード」を募集しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「工事説明」も「営業電話」も事務の仕事!?
現在は技術職(電気・電子・機械系)として働く女性。新卒当時は事務職で入社したにも関わらず、資料を読まされただけで工事の説明会に臨んだらしい。
「説明会後、『職人に工事の説明をするのも元請けに営業の電話を掛けるのも事務の仕事』と言われ、普通の会社なら研修なり先輩につくなり、何かしらありそうな指導も何もなく仕事をいきなり任されました」
これに限らず何もわからないうちからムチャ振りされたのだろう。その上、パワハラや理不尽な長時間労働が横行していたようだ。
「事あるごとに常識がない、頭がおかしいと罵倒され、定時後や休日など関係なく電話メールで仕事の連絡、休日に『今から会社に来て仕事をしろ』と言われたこともありました」
「残業手当は込みだからと説明され、いくら残業しても残業代は増えない。残業代込みで大卒新卒初任給くらいでした。当時の残業時間は少なく見積もっても月90時間くらいだったと思います」
月80時間の残業は「過労死ライン」と呼ばれる。女性の場合も過労死ラインを超えており、かなりのブラック企業だったと言えそうだ。
先輩に20万円貸したら…「会社に迷惑がかかると躊躇していた気持ちが無くなり」
そんなある日、女性は職場で金銭トラブルに巻き込まれてしまう。
「そんな中で一人の先輩社員からお金を貸してほしいと言われ、20万ほど貸しました。 その人は元々会社に借りていたのですが、すぐに返せと言われて返せるあてがなく、仕方なく私を頼ってきたようでした」
「その事が会社にバレ、上司には2人まとめて怒鳴られ、あげく、返済計画にまで口を出してきて、月に5万円ずつ返ってくるはずが、毎月1万円の返済に変えさせられました」
その上司は以前にも、休日出勤を自分で言い渡しておいて「ざまぁ」と言い捨てるなど嫌がらせをしてくる人物だったという。女性は、「いつもの嫌がらせだな」と感じつつ、「我慢の限界だったのか」と他人事のように綴り、結果をこう報告している。
「今まで会社に迷惑がかかるし……などと躊躇していた気持ちが無くなり、翌週月曜の朝に電話して辞めました」