応募するとすぐに連絡が来て「面接に来て欲しい」と言われた男性。しかし、面接当日会場を訪れると、「面接官に会う前からいい加減な対応が浮き彫り」になったという。まず、面接官が時間になっても来ておらず、案内してくれた人からは「5分少々お待ちください」と言われたものの、「結局30分ほど待たされ」てしまった。
「いざ面接官が来ても遅れたことに対しての説明、謝罪も一切無しで、この時点でこの会社は大丈夫なのかと心配になってました」
と不安を募らせる男性。面接が始まると、とんでもない言葉が飛び出した。
「突然 『申し訳ないのですが、求人票に書いてあることは嘘です』 と言われました。すぐに理解が出来ず返答できずにいると『具体的には月給は本当は15万からで、休日も求人票の半分くらい、賞与も年間2か月分も出せていません』」
いきなり求人票とはまったく違う雇用条件をぶっちゃけてきた面接官。さらに立てた続けに、
「田舎の求人なんてみんなこんなもんです。本当のことを書くと誰も来てくれないから。この条件でも構いませんか?」
と開き直るように告げられた。男性は「その場でお断りしました」と当然の対応を報告。「求人票で虚偽の内容を書く会社は罰してほしいです」と憤りを綴っていた。
なお、厚生労働省は「労働者を募集する企業の皆様へ」という文書で、2018年の職安法改正に基づき求人票に虚偽の内容があった場合は行政指導や罰則等の対象になる場合がある、としている。