配達員を悩ませる、「トイレがない」問題。コロナ禍で思わぬ「伏兵」も…… | キャリコネニュース
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配達員を悩ませる、「トイレがない」問題。コロナ禍で思わぬ「伏兵」も……

写真:飯配達夫

写真:飯配達夫

Uber配達員をしていると、いろんなピンチに出会うものだが、中でもヤバいのが「トイレ問題」だ。配達中にトイレに行きたくなるのはままあること。商業エリアならまだしも、配達先となる住宅地では、公衆トイレの数もかなり限られてしまうのである。(取材・文:飯配達男)

コロナで思わぬ事態に……

「休憩時間に用を足しておけば?」と言われればそのとおり。しかし、Uber配達の難しいところは、いつ注文が来るか運次第なところだ。

なぜか「そろそろトイレに行こうかな」というタイミングに限って、次々とオーダーが入ってくるものなのである。注文が連続して途切れない状態、俗に言う「数珠った」ときなどは、配達先だけでなくトイレも必死で探し回り、ギリギリの綱渡りで走り回っていることも少なくない。

特に困るのは、普段あまり行かないエリアで配達しているとき。大型商業施設など、確実にトイレが利用可能なポイントは意外と少ない。そうなると配達員は、この公園はどうだろう、このコンビニはどうだろう……と不安を抱えながら、自転車を走らせるのである。

その状況をさらに深刻にしたのが「コロナ禍」だ。

僕の場合、よく行く配達エリアだと、利用可能なトイレの場所はかなり把握しているつもりだった。しかし、コロナになって思わぬ伏兵が表れた。感染防止の観点から、あちこちの公衆トイレがしれっと閉鎖されていたのである。

ギリギリのタイミングでトイレにたどり着いたら、扉に「感染防止の観点から当面の間、使用を見合わせます」の張り紙が……。その絶望ときたら、文字通り憤死ものだった。

最近は、公衆トイレの閉鎖はほとんど見かけない。流すときに便器のふたを閉めれば二次感染のリスクが低減することが分かったからだ。研究・対策が進んで、本当によかった。研究・対策の現場で頑張る人達には、いくら感謝してもしきれない。

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