空港で足止めされ、ホテルに行くも「1泊10万円のスウィートしかない」 災難続きだった男性【後編】 | キャリコネニュース
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空港で足止めされ、ホテルに行くも「1泊10万円のスウィートしかない」 災難続きだった男性【後編】

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海外出張で欧州に向かった兵庫県の30代男性(エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御/年収1100万円)。フランスの空港でドイツ行きの飛行機がフライトキャンセルになってしまい、仕方なく翌日までホテルに泊まることになるのだが……。(文:草茅葉菜)

「カバンに残っていたオレオ2枚を食べて就寝した」

空港で、チケット窓口の職員からは

「明日早朝の便に振り替えるから、ホテルは自分でとって、あとでここに請求して」

と、カスタマーサービスの番号を渡されるのみ。そこから空港近くのホテルを片っ端から電話し、なんとか1泊5万円くらいの部屋を確保できたという。この時点で時間は22時を過ぎており、へとへとになりながらホテルのカウンターに行くと…

「その名前で予約は入ってない。新たにとるなら1泊10万円のスウィートしかない」

と衝撃的な事実を告げられた。しかし男性はこれに屈さず、またしても「片言の英語」で、予約した旨を伝えるとマネージャーが出てきたという。クレジットカード番号を聞かれて、何とか予約が確認できた。

朝食以降何も食べていなかった男性は、部屋に着くとようやく落ち着いて空腹に気が付くが、

「高級ホテルでルームサービスも高いので頼めず、カバンに残っていたオレオ2枚を食べて就寝した」

というから驚きだ。高い部屋なのに何も楽しめず、数時間の睡眠後、朝一の飛行機に乗って次の目的地であるドイツに向かったという。男性は

「これだけのトラブルが1回の出張で重なり、全部ひとりで何とか切り抜けたので、それ以降出張中にトラブルがないと、何か物足りなくなりました」

と明るく振り返った。

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