すると本社から連絡があり「未経験なのであれば、店舗の販売職から始めてみないか」と言われた女性。「販売の仕事でも外国人観光客の接客で語学は使うだろうし」と思い、店舗で面接を受けることにした。
バックヤードに通され「60代くらいの女性店長」が面接官だった。一見、よくある面接シーンのようだが……。
「椅子が1つしかなく、当然そこには店長が座り、荷物を置くよう指示もなかったので荷物は肩にかけたまま、直立不動のまま面接させられました」
「店長は私が何を答えても鼻で笑い、私の回答を全否定するだけでなく、私の容姿の批判までしてきました」
化粧品の販売職とは言え、容姿を批判したらアウトだろう。しかし、これで終わりではなかった。
「事あるごとに『面接って、試験だから』とニヤニヤしながら言ってきました」
「履歴書についても『1行ずつ空けて書くべき』などと、どうでもいい指摘をグチグチと言われました」
これについて、女性は「大学の中退や留学などで書くべき経歴が多く、学歴欄がいっぱいになってしまう」という理由があったが、言い返すことはできなかったのだろう。さらに、店長はこんな悪態をもついてきたという。
「履歴書と共に語学の資格証明書を持参したのですが『こんなの要らないのよ!』と机の上に放り投げられました」
面接が終わり、採用可否の連絡は「早ければ1、2時間以内にする」と言われていた通り、すぐに来たが、驚きの回答が返ってきた。
「店長が上の人によほど私を悪く言ったのか『上の人がアルバイトでも雇いたくないって言ってるそうです』と来ました」
あまりに理不尽な対応を受け、女性は我慢の限界だったようだ。
「本社の採用担当にこの件をメールしたところ『店長には面接場所を確保するよう伝える』と、ちょっと的外れな謝罪がありました」
頼みの綱である本社にまでも、こんな返答をされたら怒りはもちろん虚しさが増すばかりだろう。
「今でもその会社と店舗はあり、事業拡大しているようですが、店舗の口コミには明らかに店長と思われる女性に不愉快な接客をされた(「探していたものとは違う商品をゴリ押ししてきて、断ったら不機嫌になり接客を途中放棄していなくなった」等)という口コミがたくさんあり、これ以上他の被害者が出ないように願うばかりです。そもそも、店の印象を下げているのに、なぜその人が店長なのか謎です」
と、未だ嫌悪感を抱き続ける女性。よほど最悪な面接だったに違いない。
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