ほかにも、
「ゆくゆくテレワークも併用した勤務形態に移行するが、入社直後は出社して仕事を覚えてもらう予定」
と、対面の良さを取り入れる企業が多い印象だ。
また、新入社員研修の実施形式は「コロナ前と同規模で、リアルで実施」が72.3%と最も多かった。次いで「オンラインとリアルを組み合わせて実施」が12.8%、「コロナ前より規模を縮小して、リアルで実施」が3.6%と続いた。
「オンラインでも実施できるものの、リアルで実施したほうが同期同士のつながりが生まれると思う」
「リアルのほうが、新入社員の理解度を確認しながら研修を進めることができる」
といった意見が人事担当者から上がった。新入社員の人間関係構築に配慮する一方、今後を見据えた上で、ハイブリッド型を採用するという声も寄せられた。
「基本出社ではあるものの、ウェブ商談やリモートワークの機会もあるので、リアルとオンライン両方のコミュニケーションに慣れてほしい」
コロナ禍が明けて、徐々にコロナ前の日常を取り戻しているが、ただ単に戻るのではなく、これから新しい働き方が生まれるのではないか、と期待もある。