社会で戦うため学歴を武器に、と考えて勉強してきた人もいるだろう。しかし実際のところ、学歴の影響力はどの程度なのだろうか。年収2000万円以上を稼ぐ40代前半の男性(神奈川県/専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/個人事業主)は、「日本でサラリーマンとして就職するなら」と前置きし、
「新卒一括採用が根強い採用にあたり人事の判断材料として定員割れしていないレベルの学歴は必要。ただし就職できてしまえば大学と仕事の優秀さは無関係なため不要」
と持論を展開する。(文:永本かおり)
「そのくせ無駄にプライドが高いので成長機会もない場合が多い」
学歴が必要と言えるのは、あくまでも就職までと考えている男性は、次のように続けた。
「就職してもなお誇りを持てることが高校のときに答えのあるクイズ大会で頑張って大学入試に通ったことしかない大人を見ると笑ってしまう。そういう人に限って答えのない問題に対する解決能力が低く、そのくせ無駄にプライドが高いので成長機会もない場合が多い」
自身の最終学歴は「ペンシルバニア大学ロースクールの院卒」で「不満はない」そうだ。しかし、国内の大学や大学院を卒業した人たちと話をすると、
「国内の偏差値しか気にしたことがないので、海外の大学の話になった途端に自分が拘泥していたランキングという哲学を無視して日本の大学の凄さを語り出す者もいて始末が悪い」
と毒舌気味に意見を述べた。そんな男性が考える高学歴の基準について、
「日本で就職するなら就職にあたり選択肢が大きく減ることのない学歴であれば高学歴と言って良いのでは」
と評していた。
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