幹部会議で課長に“公開処刑”されたベテラン係長、翌日に怒りの退職→他の係長も続々退職して「6つあった現場は1つに」 | キャリコネニュース
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幹部会議で課長に“公開処刑”されたベテラン係長、翌日に怒りの退職→他の係長も続々退職して「6つあった現場は1つに」

画像はイメージ(AIで作成)

マネジメント能力のない上司のもとでは、時として取り返しのつかない「連鎖退職」が起きてしまう。

投稿を寄せた埼玉県の40代男性(年収550万円)は、約10年前に都内の警備会社に勤めていた際に起きた、職場崩壊の内幕を明かしてくれた。(文:篠原みつき)

突然の吊るし上げ「現場からクレームが上がってきている」

問題の火種となったのは、直属の上司であるA課長だ。

「この人は仕事を取ってくる営業力はある方でしたが、課長として組織を管理する能力には欠ける方で、運営は3人の係長にほとんど丸投げでした」

当時、所属していた課には男性を含めた3人の係長がおり、それぞれ20~30人ほどの警備員をまとめる現場責任者だった。しかし慢性的な人手不足のため、3人の係長が6つの現場を回す過酷な状況だったという。

事件は、月に1回本社で行われる各現場の係長が集まる「隊長会議」で起きた。月次報告を終えた後、問題のA課長がいきなりこう切り出したのだ。

「実は、現場からB係長についてのクレームが上がってきているので、みんなの意見が欲しい」

クレームと言うにはあまりな内容…ベテラン係長を「公開処刑」

A課長が全係長の前で読み上げたB係長へのクレームは、言いがかりのような内容だった。

「いつも守衛室にいて偉そうに指示を出している」

「業務に失敗するとうるさく指導する」

「業務時間や休憩時間の管理が細かい」

「勉強会とか訓練ばっかりで面倒だ」

しかし男性は、これらは「クレームと言うにはあまりな内容」と呆れ返る。

「現場責任者だから守衛室にこもっていないと指示が出せませんし、失敗して指導するのは当たり前で、特に警備会社は人命にも直結することがあるので、失敗によっては厳しい叱責があって当然です。時間管理や教育訓練をするのも現場責任者として当たり前の業務です」

B係長はベテランで、同僚からも尊敬される仕事ができる人物だった。しかし課長はクレームの内容を精査せずに「全係長の前で羅列し、B係長を辱めました」と男性は書いている。深くプライドを傷つけられたB係長を男性は居酒屋で慰めたものの、翌日にはあっさりと退職願を出してしまった。

係長が次々に退職、そして課長も…

尊敬できる同僚を理不尽な形で失った職場では、課長への不満が噴出した。ここから怒涛の連鎖退職が始まる。

「それらの対応に納得のいかなかったもう一人のC係長も、表向きは体調不良を理由として翌月に退職。残された私も課長とはいろいろ確執があり、翌々月には退職しました」

実務を担っていた3人の係長が立て続けに辞めたことで、各現場は責任者を失い大混乱に陥った。急場凌ぎで新しい責任者を立てたものの運営は滞り、「6つあった現場は1つにまで減り、風前の灯火となりました」と男性は振り返る。

ちなみに、組織を崩壊させた張本人である課長はどうなったのか。

「渦中のA課長は、その後、会社と業務運営のことで折り合いがつかず退職し、別の同業他社へ転職したことを追記しておきます」

課長がどういうつもりで無用な吊るし上げをしたのかは不明だが、その軽率な行動に支払った代償は、あまりにも大きかったようだ。

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