世帯年収1000万円を目指す夫に産後2か月で「親戚にでも預けて働け」と言われて離婚した30代女性 | キャリコネニュース
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世帯年収1000万円を目指す夫に産後2か月で「親戚にでも預けて働け」と言われて離婚した30代女性

画像はイメージ

共働きなら「家事や育児は夫婦で協力して行う」のは、もはや常識だろう。だが、乳幼児を抱えた妻に全てを押し付けたうえ、平気で「外で稼いで来い」と言う夫もいるようで……。2年前に離婚したという30代の女性(年収約450万円)は、元夫についてこう振り返る。

「夫はもともと稼ぎが少なかったので、結婚前から共働きは当たり前という考えでした。『お金持ちになりたい』と思っていたみたいです」

「『2人で年収1000万にしたい。手に入れたいものがたくさんある』とか、『子どもの大学の金は出さない。自分でなんとかしろ』と言っていました」

夫は自分の好きなものにお金を使うため、子どもに金は出さないというニュアンスで言ってきたという。女性が初めての出産をした2か月後、さらに冷たい言葉をぶつけてきた。編集部では女性に詳しく話を聞いた。

「出産後くらい休ませてほしかったのが私の本音です」

それは4年前のこと。看護師として夜勤もこなしつつ働いていた女性は、産後2か月で働く予定だった。しかし直前になって託児所から「3か月以降でないと預かれない」と言われてしまう。困って夫に相談すると……。

「子どもは『親戚にでも預けて働け』と言われました。でも、預けられる親戚なんていません。夫は、義父の姉にでも預けろと言ってましたけど、高齢で1~2度しか会ったことない人ですし、車で30分もかかります。私の地元は県外だし、義母は自営業でしたので、どうにもならなかったです」

しかも当時女性は大学院にも在学中で大忙しだった。ムチャ振りしてくる夫の頭には、自分が育児に協力することや、産後の妻への気遣いは無かった。

「出産後くらい休ませてほしかったのが私の本音です。初めての出産だったから、なおさら子どものそばにいたかった。そもそもお前の稼ぎが少ないから働いてるんだし……と悔しかったです」

「結局1か月休み、子どもが3か月のとき復職しました。復職1日目はとてもしんどかったのを覚えています。翌月には夜勤も入りました」

しかも案の定、女性が復帰した後も、夫は家事育児を全くしなかった。

「夫は長距離運転手だったので生活時間が合わなかったですが、『役所に行って書類取ってこい』などと言い、自分でできることもしなかったですね……」

その後も、夫の酷い言動は続いた。
車で家の近くの駐車場に移動しました。そこで警察の見回りがあって職務質問?されて「自殺とかしないでね。」と言われました。

「『出ていけ』と家を追い出されこともありました。私が車で移動して近くの駐車場に停めていたら、見回りの警官に『自殺とかしないでね』って声かけられました(笑)。でもそれくらいな気持ちでした。授乳中に物投げられたりもありましたね……。他にも色々あり、ずっと会話はありませんでした」

敷地内同居していた義父は優しかったようだが、歯止めにはならなかった。女性は2年前、ついに離婚した。

「1人で以前の世帯年収だった450万円弱くらいになりました」

夫と離れたおかげか、仕事も順調で収入も大幅アップしたようだ。

「2021年に離婚することができました。今年度から地方公務員になったので、1人で以前の世帯年収だった450万円弱くらいになりましたね。資格を取得したのでプラスで手当が出ますし、日勤のみなので子どもと過ごす時間も増えました。辛かったけど大学院に進学してよかったです!」

離婚後は子どもと二人で実家のある地元に戻ったそうで、元夫とは、今では顔を合わせることもない。

「別れて最初の頃は、あちらから子どもの面会に来ていましたが、半年くらいで途絶えました。そもそも子どもが嫌がって、毎回大泣きしていたので……」

結局、妻だけでなく幼い子どもからも嫌われてしまっていたのだ。今頃後悔しているだろうか。しかし女性も結婚について反省をこう語っていた。

「もともと家事はしない。と言っていた時点で見きわめればよかったなと思いました。お金の管理もできない人だったので怪しかったですね……」

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