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長年同じ職場で働き続けても待遇が改善されないと、さすがに会社へ要望を突き付けたくなるだろう。
投稿を寄せた東京都の60代女性(事務/年収300万円)は、「あ、この会社で頑張るのやめようと悟った瞬間」について、ある日の上司とのやり取りを明かしてくれた。(文:篠原みつき)
上司の告白「自分も上がっていない」
女性は現在の職場に10年以上勤務しているが、これまでに給与が1円も上がっていないという。「今後も上がる見込みがない」状況のため、思い切って上司に訴え出たが、返ってきたのは思いがけない言葉だった。
「上司に言うと、『自分も上がっていない』」
部下の待遇改善に向けて動くわけでもなく、あっさりと自らの状況を述べて終わらせようとする上司。この対応に対し、女性は「普通は上司が給与を減らしてでも、どうにか考えることでは?」と不信感をあらわにする。
さらに対話が続く中で、上司は次のような言葉を持ち出してきたという。
「挙句の果てに『都道府県の最低賃金を下回っていなければ、何ら違法性はない』」
法的基準を盾に、社員の不満に蓋をするかのような発言だ。女性は呆れたように、こう振り返る。
「違法性云々じゃなくて、我々の努力や工夫も何ら考えていないことに、逆にびっくりした」
たしかに、最賃以上なら合法ではあるが、女性が聞きたいのはそういうことではなかった。上司の給与も上がっていないとなると、会社自体があまり儲かっていない可能性が高い。他の仕事を探したほうがマシ、となってしまいそうだ。
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