
画像はイメージ(AIで作成)
インフルエンザなのに無理やり出勤させる、というだけでも酷い話だが、その後、39.8度の高熱に苦しみながら接客を続けた男性に、店長は耳を疑うような一言を放った――。投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、約25年前に勤めていた紳士服の販売会社での出来事を振り返る。(文:渋谷亜樹世)
年末商戦で忙しい12月ごろ、休日に気怠さを覚えて病院に行ったらインフルエンザと診断されたという。
「正直やってしまったと思いましたが、罹患したのは仕方ないので、上司である店長に連絡したところ、『インフルエンザくらいで休まないよな?』と、当たり前のように言われ、翌日は土日で集客も見込めたため、無理して出勤しました」
「おい、いつまで休んでるんだよ。インフルエンザくらいで情けないな!」
何とか土曜日の勤務を終えて帰宅したものの、翌朝にはさらに怠さが増していた。それでも店長に嫌味を言われるのが嫌で日曜日も出勤。しかし、さすがに症状がきつく、事務所で休みながら体温を測ると、39.8度まで上がっていた。
限界を感じ、さすがに早退しようかと考えた矢先、事務所に店長が入ってきて男性を怒鳴りつけたという。
「おい、いつまで休んでるんだよ。インフルエンザくらいで情けないな!」
この言葉に男性も腹を立て、店長を押しのけて売り場に出ると、時には3、4人の客を掛け持ちしながら接客し、意地で売り上げを作っていった。
手が空いた店長が、男性が掛け持ちで対応していた客に声をかけようとしたが、「私のお客様です」と自ら接客を続けたという。
「今だったら訴えられる案件であったと思っています」
夕方過ぎ、客足が落ち着いたころに客から預かった商品の補修出し(裾上げなど)の処理をしていると、店長からこう声をかけられた。
「お、すごいな。○○くんが売り上げ一番だ」
男性はこの会社に10年勤めたが、インフルエンザでも朦朧としていたこの日の個人売り上げが、10年間で一番の好成績になったという。そのとき、店長がこんなことを言った。
「ずっとインフルエンザでいいんじゃないか?」
男性は、この店長の一言が「今でも許せていません」と振り返り、「今だったら訴えられる案件であったと思っています」と締めくくっている。
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