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「弱小のため顧客に逆らえず、上司からの圧もあり、休憩できませんでした」
数多くのブラック企業体験談が、キャリコネニュース編集部に寄せられている。
ある男性(40代後半)は、こう綴った。
「京都の老舗和菓子屋。契約社員として入り、2か月ほどで『正社員』に昇格したが、労働契約書も出さずおかしいとは思った。残業代もちろんなし。繁忙期は睡眠時間わずか2 、3時間の日もある。リスク管理という発想自体がなく、万事いい加減で大雪の日でもスタッドレスなしで行け、という鬼畜ぶり。家族経営の延長みたいなノリ。現場のあまりのパワハラに激怒して退社。貴重な2年を無駄にした」
いくら繁忙期でも、睡眠時間2、3時間は危険なレベル。残業代なし、そのうえパワハラでは、退職して正解としか言いようがない。(文:林加奈)
※キャリコネニュースではブラック企業に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/G42CZUHP
不動産営業、「会議がAM1時から。6時に帰宅して9時に起床。朝食は出社してから食べる」
現在、建築業界で働く50代男性は「不動産営業時代」のエピソードをこう語る。
「始業10時終業18時が定時。夜間のビラ巻きや客先訪問に出る者は会議が午前1時からなのでそれまでには戻ること。終わるのは午前3時~4時、帰宅してシャワー浴びれば午前6時。午前9時に起床、飯食ったら遅刻なので食わずに出社。1日3食は会社で食う! そんなのはごく当たり前の慣習でした」
30代男性も、ウェブ系広告代理店時代、「365日休みなし、土日も含めて毎日15時間勤務」する日々だったという。
「弱小のため顧客に逆らえず、上司からの圧もあり、休憩できませんでした」
「平日は会社に9時から24時まで。帰宅後もノートPCで持ち帰り残業。さらに夜中の2時に上司からの業務チャットで資料作成を依頼されました。土日は自宅でノートPCで業務です。当たり前ですが残業代は出ませんでした。一度労基に通報したら是正勧告が入りました」
残業代が出なくて「当たり前」と言いたくなるぐらい、ダメダメな職場だったのだろう。
「会社は結局売り上げが伸びず潰れました。別会社の謎の半グレじみたコンサルがやってきて、社員全員にパワハラを仕掛け自主退職の方向に持って行きました」
こんなふうに社員を奴隷のように扱っているのだから、売上が伸びなくても当然だ。そのうえ、やってくるコンサルも「謎」では……。潰れないほうが不思議な会社だったかも。
※アンケート概要
■実施期間
2019年12月19日~
■回答数
1012※8月18日時点
(記事では、2021年8月3日から8月5日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
■質問項目
・体験した「ブラック企業」エピソードを教えてください。